こんにちは。
Raspberry Piでオフライン版のScratch 2.0が使えるようになりました。今回はそのインストール方法をまとめます。
※OSからフルインストールした時期、Raspberry Piをアップデートした時期により、下記の手順が不要な方もいます。
1. 準備
Raspberry Piをインターネットに接続していない方は、インターネットに接続してください。
2. Raspberry Piのアップデート
まずはRaspberry Piをアップデートしましょう。アップデート前にはデータのバックアップを忘れずに!
コンソール画面を開いて、下記のコマンドを順に実行します。
sudo apt-get update
sudo apt-get dist-upgrade
少し時間がかかるかもしれません。気長に待ちましょう。
3. Scratch 2.0をインストールする
いよいよScratch 2.0のインストールです。
下記のコマンドを入力し、実行します。
sudo apt-get install scratch2
インストールが完了したら、Raspberry Piを再起動しましょう。
sudo reboot
再起動が完了したら、メニューの「プログラミング」に「Scratch2」が追加されていることを確認しましょう(図1)。
![scratch2](https://yukaobu.wordpress.com/wp-content/uploads/2017/07/scratch2.png?w=363&h=408)
図1:Scratch2がインストールされました
地球儀のマークをクリックして、「日本語」または「にほんご」の表示に設定すると日本語表示になります。
![scratch2-japa](https://yukaobu.wordpress.com/wp-content/uploads/2017/07/scratch2-japa.png?w=528&h=382)
図2:日本語表示に変更する
4. Thonnyのインストール
Thonnyはより使いやすくなったPythonの初心者向けのIDEです(参考:Raspberry Pi公式サイトより)。
Pythonはプログラミング言語のひとつで、Scratchからより本格的なプログラミングへ移行するには、学びやすいプログラミング言語と言われています。
ThonnyはそのPythonでプログラミングを行うのための環境のひとつです。
Pythonにもチャレンジしてみたい方は、インストールしてみましょう。
sudo apt-get install python3-thonny
インストールが完了したら、Raspberry Piを再起動します。
sudo reboot
再起動したら、メニューの「プログラミング」に「Thonny Python IDE」が追加されているか確認しましょう(図3)。
![thonny](https://yukaobu.wordpress.com/wp-content/uploads/2017/07/thonny.png?w=382&h=399)
図3:Thonyがインストールされました
おわり。
<参考>
Raspberry Pi公式サイト-A RASPBIAN DESKTOP UPDATE WITH SOME NEW PROGRAMMING TOOLS