Raspberry Piでオフライン版Scratch 2.0を使う

こんにちは。

Raspberry Piでオフライン版のScratch 2.0が使えるようになりました。今回はそのインストール方法をまとめます。

※OSからフルインストールした時期、Raspberry Piをアップデートした時期により、下記の手順が不要な方もいます。

1. 準備

Raspberry Piをインターネットに接続していない方は、インターネットに接続してください。

2. Raspberry Piのアップデート

まずはRaspberry Piをアップデートしましょう。アップデート前にはデータのバックアップを忘れずに!

コンソール画面を開いて、下記のコマンドを順に実行します。

sudo apt-get update
sudo apt-get dist-upgrade

少し時間がかかるかもしれません。気長に待ちましょう。

3. Scratch 2.0をインストールする

いよいよScratch 2.0のインストールです。

下記のコマンドを入力し、実行します。

sudo apt-get install scratch2

インストールが完了したら、Raspberry Piを再起動しましょう。

sudo reboot

再起動が完了したら、メニューの「プログラミング」に「Scratch2」が追加されていることを確認しましょう(図1)。

scratch2

図1:Scratch2がインストールされました

地球儀のマークをクリックして、「日本語」または「にほんご」の表示に設定すると日本語表示になります。

scratch2-japa

図2:日本語表示に変更する

4. Thonnyのインストール

Thonnyはより使いやすくなったPythonの初心者向けのIDEです(参考:Raspberry Pi公式サイトより)。

Pythonはプログラミング言語のひとつで、Scratchからより本格的なプログラミングへ移行するには、学びやすいプログラミング言語と言われています。

ThonnyはそのPythonでプログラミングを行うのための環境のひとつです。

Pythonにもチャレンジしてみたい方は、インストールしてみましょう。

sudo apt-get install python3-thonny

インストールが完了したら、Raspberry Piを再起動します。

sudo reboot

再起動したら、メニューの「プログラミング」に「Thonny Python IDE」が追加されているか確認しましょう(図3)。

thonny

図3:Thonyがインストールされました

おわり。

<参考>

Raspberry Piのアップデート

Raspberry Pi公式サイト-A RASPBIAN DESKTOP UPDATE WITH SOME NEW PROGRAMMING TOOLS